対策雑学 | 2021/07/26更新
目次
ゴキブリは、新築・築古やマンション・戸建て住宅・アパート等問わず、全ての建物に出てくる可能性があり、そのほとんどの原因は、侵入経路からの出入りが根本の原因であり、繰り返し出てくる場合は、既に住みかにされている事がほとんどです。
成虫のゴキブリは、4ミリの隙間があれば侵入可能で赤ちゃんゴキブリは、0.5ミリの隙間で侵入できます。
今こちらのブログを見ている方はこんなお悩みをお持ちではないでしょうか?
上記以外にもあるかと思いますが、ほとんどのユーザー様はこちらに当てはまり、こちらのブログにたどり着いたかと思います。
上記4点の出てきてしまう理由の結論から申し上げると全て侵入経路が原因です。
1の回答→侵入経路を塞がない限り、新しいゴキブリや床下や壁裏等を住みかにしているゴキブリがまた出入りしてきてしまう。
2の回答→新築でも侵入経路があり、新しいからゴキブリが出ないというわけではない。
3の回答→業者によっては薬剤散布・設置のみで終わらせてしまい、侵入経路が対策を行わず、再発してしまう例が多い。
4の回答→部屋をキレイにする事で誘引しにくい為、侵入リスクが下がるが、侵入されないわけではない。
このように、ゴキブリが家に出てくる根本の原因は、侵入経路にあり、しっかり対策をすることによって、今後出てくる確率を極限まで下げることが可能です!
大きく分けて2種類の侵入経路があり、弊社では家の内部侵入経路(床下・壁裏・天井裏)と家の外部侵入経路(室外機・換気口・外壁、屋根等の欠損と隙間)に分けて考えております。
集合住宅の場合は、世帯数が多く床下や壁裏・天井裏が全ての世帯とつながっており、ゴキブリにとっては食料調達のためにどの家庭でも侵入可能な状態で選びたい放題の絶好の住みかで、ご自分の世帯だけゴキブリが沸かないように、生ごみとかも放置せずキレイにされていても、周辺の他の入居者の家庭で繁殖すれば、ご自分の世帯にも被害が拡大します。
集合住宅に関しては、内部侵入経路しか対策の手段がありませんので、いかに経路を塞いで対策するかがとても重要です。
以下にイラストを入れて、外部侵入経路と内部侵入経路を詳しくご説明します。
こちらの画像は、ゴキブリの外部侵入をイメージした図になります。
外部からの侵入経路は、通気とかの関係がございますので、全て塞ぐことはほとんど無理ですが、ある程度の経路を塞ぐことは不可能ではありません。
築古の家は新築よりも、ゴキブリが侵入してきやすいというのは、外壁や屋根の取り合いなどが経年劣化による欠損・ひび割れなどで侵入しやすくなっていたり、ガラリ(換気口)が昔のタイプですと、害虫の侵入を防ぐ網の目が粗い場合やそもそも害虫防止ネットが付いていない場合があるからです。
また、マンションやアパートなどの集合住宅に関しては、戸建て住宅よりも侵入しやすい構造になっており、外部経路を塞ぐというのは、共用部の為あまり現実的ではございません。
新築や築古住宅問わず、侵入経路は必ずと言っていいほど存在しますので、外部侵入経路からゴキブリが入ってもしかたがないが、どれだけ部屋への侵入をさせないかがとても重要になってきます。
こちらの画像は、ゴキブリの内部経路をイメージした図になります。
内部侵入経路は、戸建てもそうですが特に集合住宅にお住いの方は、一番重要性の高くしっかり対策を行うことで、家でゴキブリを見かけなくなります。
先ほどもお伝えさせていただいておりますが、外部からの侵入経路を全て塞ぐ事はほとんど不可能ですが、内部からの侵入経路に関しましては、しっかり侵入経路対策を行うことで8.9割の侵入を防げますのでとても効果的です。
弊社のお客様も勘違いされる方が多いので1点ご紹介させていただきたい例がございまして、『キッチンにゴキブリが出た』と言うご依頼でお伺いすることは少なくないのですが、お客様は『排水管から上がって来ていると思う』と解釈されている方が多いですが、排水管を通ってゴキブリが上がってくることは、今の住宅の排水の構造上あまりなく、ほとんどの場合排水管の周りの隙間(床下)から出入りしている事がほとんどです。
今の排水管は、排水トラップという下水の臭いや害虫を侵入させないための物が付いておりますので、0ではないですがほとんど入ってきませんので、排水トラップが付いていない家を除き原因は床下や壁裏と考えた方が確率が高いです。
出てきたゴキブリを退治しても、その後何度もゴキブリ被害にあわれた経験はございませんか?
状況によっても原因は変わってきますが、一番多いのは侵入経路から出入りしてくることが根本の原因ですので、経路を塞がない限り、何度駆除してもいたちごっこのように再発を繰り返すことになります。
もちろん例外はあますが、基本的に【窓を開けていたらたまたま入って来た】という事を除き、繰り返し出てくる場合は、既に建物内のどこかに住みかを作られており、出入りを繰り返してくるといった状況でして、ご自身で駆除・対策される場合のほとんどは、置き型の毒餌やトラップを仕掛けることはしても、侵入経路の対策はされていない方が多いです。
侵入経路を塞いでも、100%出てこなくするというのは、建物の構造上不可能に近いですが、7割から9割程は、ゴキブリの侵入を防げるのでとても効果的な対策方法です。
弊社のようなPCO業者の間では、侵入経路を塞ぐ作業の事を【物理的防除】と言い、薬剤で対策することを【科学的防除】と言います。
1匹のゴキブリを見かけてから、その後頻繁に出てくるようになったという方は、とても多いともいますがなぜそうなるのか理由を解説しています。
その理由は、ゴキブリが落とす糞に秘密が有り、集団生活型で糞には直腸末端の分泌細胞から分泌される集合フェロモンが出ており、糞を落とした場所に仲間ゴキブリを集めてしまうという恐ろしい特性があり、それが原因で1匹の侵入から他のゴキブリも頻繁に出入りするようになってしまうのです。
ゴキブリの糞を見つけた場合は、誘引してしまいますので、すぐに消毒清掃をおこなってください。(以下、清掃方法)
糞はこびりついて中々取れないので、以下の手順で清掃すると取れます。
【食器用洗剤の原液をかける】→【上からサランラップをかける】→【1時間程放置】→【歯ブラシで擦る】→【雑巾で拭き取る】→【糞が取れたのを確認したら、アルコールスプレーをかけて拭き取る】
注意点:最後にアルコールスプレーで拭き取るのは、フェロモンが残っている為ですの、しっかり拭き取りをすることが重要です。
害虫駆除業界でも特にクオリティの高い弊社がおこなう侵入経路の施工事例を画像と一緒にご紹介していきますが、企業秘密もある為一部の施工事例だけをお見せ致します。
侵入経路は、住宅・建物の色々な場所に存在しますが、戸建て・集合住宅問わず、キッチン下の侵入経路を1つとっても、構造が全然違うので、キッチンの侵入経路対策だけフォーカスしてご紹介していきます。
インターネットで、【ゴキブリの侵入経路】等検索すると、キッチンの配管から侵入するという記事が多くありますが、別の場所にもいっぱい経路は存在しますので、キッチンだけ侵入経路対策をすれば大丈夫という事はないので、数ある経路の一部とお考えください。
施工前
施工後
【施工の説明】
知っている方も多いかもしれませんが、よく他のサイトなどでも紹介されている一番メジャーな侵入経路になります。
キッチンの排水管の侵入経路対策ですが、隙間を埋める前にベイト剤(毒餌剤)をしっかり入れ込み、塞いだ後にゴキブリが繁殖しないように薬剤防除をおこなってから塞いでおります。
こういったキッチンタイプは、比較的ご自身で施工するのも難しくないのと、弊社だと約2500円前後ぐらいで施工する箇所ですが、ぼったくる業者もいると思いますので、ご参考にしていただければと思います。
施工前
施工後
【施工の説明】
キッチンの下を開けると、画像のように床下が底上げされた構造になっており、大きく塞がなければ解決できないので、こういったケースはパネル等を加工して侵入経路を塞ぐ施工を行います。
このケースは、ご自身でおこなうには少し難しいのと、ゴキブリ駆除業に頼んでもここまでやってくれる会社はあまりない。
施工前
施工後
【施工の説明】
配管の根元から侵入経路を埋めないと、意味がありませんのでこちらのキッチンタイプですと、穴をあけて手を入れ、根元から侵入経路を塞ぐ施工をおこないます。
施工自体は単純なのですが、専用の道具がないと穴あけができませんので、ご自身でやるには難しいタイプのキッチンです。
市販・業務用問わずに言える事ですが、建物に潜むゴキブリを1っ発で一斉に駆除できるという魔法のような薬剤は存在しませんので、施工方法ごとの知識がとても重要です。
通常ご自身で駆除をおこなう方がよくやられるのは、燻煙材(バルサン等)や殺虫剤(エアゾール)・粘着トラップ(ごきぶりほいほい等)や毒餌剤(ブラックキャップ等)を使用しているかと思いますが、使うシーンやタイミング・使用方法を間違われている事が多いのでそちらを解説していきます。
燻煙材は、ゴキブリを退治する有効成分を煙にして空間の隅々まで届かすことが可能なので、空間駆除に適している駆除方法ですが、戸建て・集合住宅・店舗・施設等全ての建物を含めてゴキブリが住みかにしているのは、床下や壁裏等の煙が行き届かない場所に住みか(巣)があることが多いので、燻煙材をやったから大丈夫という事ではないので、あくまで空間の駆除をしたと思ってください。
デメリットもあり、ゴキブリの天敵と言われるアシダカグモまで駆除してしまう可能性があり、燻煙剤をやってからゴキブリが増えたという事例もあるほどです。
※火災報知器が設置されている家・大量すぎるぐらいゴキブリがいる場合に使用する時は、注意が必要です。
1.火災報知器が付いている場合は、火災報知器のセンサーにしっかり養生を行い煙が入らなくしてから使用しないと、火災と間違えて反応してしまい大変な事になりかねません。
2.大量にいた場合に使用すると、興奮状態になったゴキブリ達が一斉に逃げて、近隣の方にゴキブリ被害の影響を及ぼすことがあるので注意が必要です。(以下、大量発生時の燻煙剤使用画像)
室内から外にい一斉に逃げたゴキブリの写真(予め使用前に大型粘着トラップで養生をおこなっている)
市販では、有効成分ピレスロイド系のスプレータイプが主流なので、1個は家に置かれている方が多くいらっしゃると思います。
出てきたゴキブリを退治するには、とても扱いやすく、人間等の哺乳類に害が少なく安全性が高いですが、爬虫類や魚類を飼われいる方は、効いてしまいますので取り扱いを避けるか、気をつけて散布してください。
少なからず忌避性も持ち合わせているので、毒餌剤との相性がとても悪いので、毒餌剤を仕掛けた付近での使用は避けた方がよろしいです。
粘着トラップは、駆除ももちろんですが、生息調査を行うにも適しており、ゴキブリがいる・いないに関わらず、現状把握の為、1年を通して仕掛けてもいいかと思われます。
デメリットとしては、誘引成分がとても強いので、侵入経路がある場合は、逆効果で誘引してしまう恐れがある。
毒餌剤は、ホウ酸団子・ベイト剤があり、食べたゴキブリが連鎖して死んでいくドミノ倒し効果を目的として設置します。
巣に帰った時、死ぬことを考えて作られておりますので、食べて数時間後から効き始め、共食いや接触の舐め合いで他の仲間ゴキブリに感染し、連鎖駆除ができます。
デメリットとしては、誘引成分がとても強いので、侵入経路がある場合は、逆効果で誘引してしまう恐れがある。
こちらでは、ゴキブリの侵入経路についての知識と自身でおこなえる方法をプロの目線からご紹介させていただきました。
こちらの記事を見て、侵入経路対策がいかに重要かお分かりいただけたかと思います。
ゴキブリ被害がご自身でやっても効果がでない方や今後ゴキブリが出ないように業者にしっかり対策してほしいという方は、是非弊社にご依頼いただければ、解決致しますのでご依頼お待ちしております。
また、電話・メール・LINEでのご相談は無料ですので、ゴキブリ被害のことで聞きたい点等もお気軽にご連絡いただければと思います。
成虫は、4ミリの隙間・赤ちゃんは0.5ミリの隙間があれば入ってこれるので、100%とは無理ですが、侵入経路対策で7割~9割程は抑えられます。
建物の作りや構造で施工方法が変わってきますが、比較的簡単なキッチン下はご自身でやられる方もいらっしゃします。
自分で出来ない場合は、業者に頼んだ方がいいですが、侵入経路対策は、得意な業者と不得意な業者に分かれるため、頼む前に確認しましょう。
基本的に家を建てた後に後付けするような箇所全てです。
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とても対応が早くて助かりました!!
その他, 品質, 時間の正確さ, 顧客サービス
深夜に晩酌をしていたら視界に黒いのが入ってきて見たらデカめの飛ぶゴキブリでした。もう1人では安心して眠れないと判断し電話をかけました。電話のときの対応の中で大丈夫ですよ。という優しい言葉に凄く安心できて依頼することができました。ゴキブリの侵入経路など詳しく説明して頂き、再発防止もできました。ありがとうございました。
品質, 時間の正確さ, 顧客サービス
予め対処方法を説明して、それぞれにいくらかかるかを伝えてくれる。普段は見ないような排水管周りや換気扇、照明器具の開口部までチェックしてもらえた。手際も良くスムーズに作業してもらった。
その他, 品質, 時間の正確さ, 顧客サービス
対応してくれた方がとてもよくしてくれました。ありがとうございます。
その他, 品質, 時間の正確さ, 顧客サービス
この度はありがとうございました こちらからの質問に対しても、丁寧に説明して下さりわかりやすかったです 作業時間帯が遅く、当日は一人在宅でしたので初対面の作業員に少し不安もありましたが、とても感じが良くて安心しました またお願いしようと思います ありがとうございました!